kentana20 技忘録

技術ネタを中心に、セミナー、勉強会、書籍、会社での出来事を綴っていきます。不定期更新。

Hatena Engineer Seminar #2 参加してきました

11/25(月) に渋谷で行われたはてなエンジニアセミナーに参加してきました。
セミナー詳細はこちら

http://developer.hatenastaff.com/entry/2013/11/15/120723

Vagrant と Chef でつくるはてなブックマークの開発環境 id:aereal

発表資料はこちら
https://speakerdeck.com/aereal/vagrant-to-chef-detukuruhatenabutukumakufalsekai-fa-huan-jing

はてなの開発環境はWindows, OS X, Linux(centOS, ubuntu)など、メンバーの好みでバラバラとなっている。本番はChefで構成管理をしているが、ローカル開発環境はhomebrew、cpanを使った環境構築がコケたりしていて問題になっていたので、プログラマブルな解決方法としてvagrantを使って環境構築を自動化してboxを配布するようにした。というお話。「shared folderは遅い」、「chefのプロビジョニングが遅い」などのtipsも交えつつ、開発環境構築を頑張って自動化しているお話でした。はてなではインターンやアルバイトなどで短期に人が入れ替わったりするケースがあり、その都度環境構築に時間をかけることのデメリットを自動化で補うためにvagrantを選んだということですね。最近話題のboxenもそうですが、「開発環境の自動化」は今後スタンダードになっていくと思うのでイマドキの良いお話を聞けてよかったです。一休ではまだ開発環境の自動化は殆どできていないので、検討しても良いかもしれないと思いました。。

はてなにおけるモダンiOSアプリ開発入門 id:cockscomb

発表資料はこちら
https://speakerdeck.com/cockscomb/hatenaniokerumotaniosahurikai-fa-ru-men

はてなブログのアプリ開発やインターンでアプリ開発を行ったときのtipsとしていくつかのテクニックをご紹介いただきました。コントロールと画面遷移を視覚的に構築できるUIStoryboard、ライブラリの管理ツールであるCocoaPods、レイアウトに関する制約を定義できるAuto Layoutなどをコードで解説していただきながら学べました。自分はアプリ開発エンジニアでは無いのですが、「便利そう」「楽しそう」な印象を受けました。自動で追加されるコードに対する是非はあると思いますが、自分がアプリ開発を行う際にはUIStoryBoardは使ってみたいなと思いました。

Fluentd, MongoDB, Kibanaをつかった はてなブログABテストの事例 id:shiba_yu36

発表資料はこちら
https://speakerdeck.com/shibayu36/fluentd-mongodb-kibanawoli-yong-sitahatenaburoguabtesutofalseshi-li

個人的に、現在ログ管理の改善に取り組んでいるので目玉のセッションとして聞きました。はてなブログでABテストを行う基盤としてfluentd, elasticsearch, kibanaを使っているというお話。「ABテストの実施および振り返りが可能な限り簡単にできないとダメ」というマインドの元で実施後のログ集約→蓄積→可視化の部分をメインにfluentd, elasticsearch, kibanaのそれぞれでどういった設定を行ってABテストをしているかという具体的な部分までお話いただく事が出来て良かったです。現在はfluentdを使ってログ集約→蓄積まではなんとなくできているので、elasticsearch+kibanaの部分やABテストの仕掛け(タグでやってる)をご紹介いただき、参考になる点が多かったので勉強になりました。

所感

全体的な印象としてはてなさんも割と「頑張って」自動化やログ管理とかの開発環境を改善していっているという印象を受けました。まぁ、結構古くからあるシステムですもんね。。vagrantを使った環境構築とkibanaを使ったABテストの評価はうまく作り込めば一休でも実現できると思うので、12月、1月とかで構築していけたら良いなと思います。