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kentana20 技忘録

技術ネタを中心に、セミナー、勉強会、書籍、会社での出来事を綴っていきます。不定期更新。

exciting coding 2013に参加してきました

勉強会

11/29(火) (いい肉の日)に品川の日立ソリューションズさんで開催された「Exciting Coding2013」に参加してきました。

イベント詳細はこちら
http://www.ipsj.or.jp/event/s-seminar/2013/Exciting_Coding/

登壇者と発表内容はこんな感じ

  • セッション1 13:40-14:20 Webサービス開発のいま 伊藤直也さん(@naoya_ito)
  • セッション2 14:25-15:05 プログラミングの道具作り 海野弘成さん(@yaotti)
  • セッション3 15:10-15:50 クラウドを使ったユーザ向けサービス開発の面白さ 舘野祐一さん(@hotchpotch)
  • セッション4 16:10-16:50 クラウドで変わるソフトウェアの提供方法 中川真宏さん(@repeatedly)
  • セッション5 16:55-17:35 AWSクラウドが開発者にもたらすスピードと可能性 安川健太さん

Webサービス開発のいま 伊藤直也さん(@naoya_ito)

ちょっと遅刻してしまい、途中からの聴講となりました(スミマセン。。)。サマリを挙げると

  • システム開発は不確実性が高いので、ウォーターフォールではなくPDCAを可能な限り繰り返す方法を採るべき
  • 最近のWeb開発ではOSSの開発スタイルをそのまま社内に持ち込む形が増えている(開発者はやりやすい)
  • テスト、デプロイメントは自動化して継続的デリバリーを可能にしている
  • Githubの導入によるコードレビューとプルリクエスト
  • クラウドの登場によるインフラのコード化・自動化(Obama for americaのお話(AWS安川さんも同じネタがありました))- 実験指向型の開発をGithubクラウドが加速させている

という感じでしょうか。なおやさんのお話はとてもわかりやすく、まさに一般的な「Web開発のいま」のお話でした。講演後の休憩時間に「入門Chef Solo」は書籍化されないのか聞いてみましたが「ページ数の問題で電子版オンリーです」とのことでした(話の本題とはなんら関連性はないです)。

プログラミングの道具作り 海野弘成さん(@yaotti)

海野さんはQiita, Kobitoで御馴染みのインクリメンツの代表を務められている方です。Qiita、Kobitoともに愛用しているので、興味を持って聞かせていただきました。サマリはこんな感じ。

  • プロダクトを開発していると、機能を盛り込みすぎる事があるので「1つ残すなら」を問いかけてプロダクトの核を作る
  • 今まではアイデアを元にプロダクトを開発し、ユーザに届け、反応を見ながら修正・機能追加を続けていた
  • これからはアイデアをユーザに届け、反応を見ながら初期開発を行うスタイルにシフトしつつある
  • 「つくる→はかる→まなぶ」をプロダクトを開発することなくユーザの声を聞く機会を作る

発表資料はこちら
http://www.ipsj.or.jp/event/s-seminar/2013/Exciting_Coding/9faeag0000002tkj-att/umino.pdf

Instagram, Dropboxなどの事例を交えながらお話いただけたので、かなりわかりやすかったです。「プロダクトを作る前にユーザの声を聞く」というケースは開発体制やサービスの内容によって困難なケースがあると思いますが、一つのやり方としてとても勉強になりました。

クラウドを使ったユーザ向けサービス開発の面白さ 舘野祐一さん(@hotchpotch)

またしても?クックパッドのエンジニアによる講演でした。舘野さんはFluentdのコミッタとしても知られている方で講演を聞くのは2度目になります(以前はOSSのログコレクタであるFluentdのセミナーでCookpadでの事例を聞きました)。サマリはこんな感じ。

  • クックパッドにおけるクラウドへの移行は「バレンタイン問題」に起因している(ピークの設計をバレンタイン時期に合わせると、閑散期のアクセスに対してインフラが過ぎていてコスト的に無駄だった)
  • クラウド移行後はAutoScalling(独自ロジック)でElasticにインスタンスを変動させてコスト削減を行えている
  • 開発の方向性はAPIを利用したSOA化が基本(これによってサービスによってアプリケーション構成が変わる事無く、既に使用しているプラットフォームの知見が活かせる)
  • 開発環境もCPADという独自の構成管理ツール(Githubで良く紹介されているBoxenみたいなやつをイメージしました)を使用して管理を行っている
  • サーバ構成の管理はPuppetを使用しており、Githubレポジトリに入っているため、アプリエンジニアが確認、変更依頼を行いやすい体制が作れている
  • クラウドを導入するメリットはインフラ構成も含めてほとんどの資材をコードで管理できること

発表資料はこちら
http://www.ipsj.or.jp/event/s-seminar/2013/Exciting_Coding/9faeag0000002tkj-att/tateno.pdf

いつもいつも思うことですが、本当にクックパッドさんの事例はWeb開発に携わる者として勉強になりますし、そのとき、そのときで非常に良い選択を続けている結果、今のサービス品質につながっているのではないかと思いながら聞いていました。懇親会でも舘野さんとお話をさせていただいたのですが、メンバーのポジションについても「常にチャレンジを続けていけるように、部長職に就いてマネジメント(全体)をやったら他のポジションをやる、というようにメンバーの成長を促す体制作りもできている、という印象を受けました。さすがはクックパッドさんという素晴らしい発表でした。

後のトレジャーデータ中川さんとAWS安川さんの発表はメモを十分にとれなかったので割愛させていただきます。

発表資料はこちら
中川さん
http://www.ipsj.or.jp/event/s-seminar/2013/Exciting_Coding/9faeag0000002tkj-att/nakagawa.pdf

安川さん
http://www.ipsj.or.jp/event/s-seminar/2013/Exciting_Coding/9faeag0000002tkj-att/yasukawa.pdf

総括

このメンバーでビアバッシュまで付いて1,000円という超お値打ち価格(というかタダみたいなもん)で内容の濃いセッションを聞くことができて、大満足の1日になりました。懇親会では各登壇者の方とお話をさせていただき、一休の抱えている問題を聞いていただき、アドバイスもいくつかしていただきました。帰り際には伊藤直也さんにお話を聞いていただき、現在技術顧問をされている「じげん」さんの事例を聞いて、「一休でもやっていただけませんか」と若干ナンパ気味のお話までしてしまいましたが、暖かく対応していただけて本当に良い時間を過ごせました。とっかかりとしては十分すぎる機会を与えていただいたので、社内で検討して上司・会社をコミットできれば改めて直也さんにお願いに上がろうと思います。