Redmineでテーブル内のセルに改行を入れる
今日はデブサミレポートを休憩して、ちょっとしたTipsをご紹介。
一休では、現在はプロジェクト管理ツールとしてRedmineを使っています。
今更説明するまでも無いくらいにメジャーなプロジェクト管理ツールになっていますが、簡単に概要を。RedmineはRuby on Railsで作られたOSSでソースコードはGithubで管理されています。2014年2月現在でForkが485とGithubの中でも上位なのではないでしょうか。Google Trendで類似のツールで"redmine", "Backlog", "JIRA", "Trac"を調べてみるとこんな感じでした。Tracがこんなに人気があるとは知りませんでした。新しい発見です。
そんなRedminのちょっとした小ネタを今日はご紹介。
Redmine のテーブルで起こりがちな問題
テーブルはMarkdown記法と同様にパイプ(|)を使って下記のように書きます。
| hoge | fuga | piyo | | 1 | 2 | http://www.google.co.jp/trends/explore?hoge |
こう書くと、redmine上では
hoge | fuga | piyo |
---|---|---|
1 | 2 | http://www.google.co.jp/trends/explore?hoge |
こんな感じになります。
上記のケースのように
- テーブルを使う
- テーブルのセルにそこそこ長い文字列を入れる
というシーンは、Redmineを使用していると結構あります。これを改行しようとして、
| hoge | fuga | piyo | | 1 | 2 | http://www.google.co.jp/trends/explore?<br>hoge |
とすると
hoge | fuga | piyo |
---|---|---|
1 | 2 | http://www.google.co.jp/trends/explore?<br>hoge |
と、BRタグがエスケープされてそのまま表示されてしまいます。
改行できるようにする(任意のタグを許可する)
セルの中で改行するには、Redmineの設定変更が必要です。
Redmineのインストールしたディレクトリ内の
/redmine/lib/redclogh3.rb
をALLOWED_TAGの設定を以下のように変更します。
- 変更前
ALLOWED_TAGS = %w(redpre pre code notextile)
- 変更後
ALLOWED_TAGS = %w(redpre pre code notextile br)
許可するタグに br を追加してあげるだけですね。簡単です。修正したらRedmineを再起動します。再起動は2つ方法があるのですが、それはまた別のエントリでご紹介できればと思います。(そのうちリンク貼ります)
これで、セル内で改行ができるようになります。